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新譜之雑談帖(その367)―ハンス・ロスバウトのワーグナー

さて。此処の所の気になる新譜についても、大体感想文を書き終えたかな、と思いきや。1枚物でまたまた刮目すべき新譜の告知が、巡り合わせで、こんな時もあるのですね。ううむ。

理由の詳細は解りませんが、最近新譜が相次いでいるハンス・ロスバウトでありますが、今度はワーグナーの楽劇・歌劇の序曲集が発売されるとの告知が。収録曲目は以下の通りだそうです。

1.歌劇《リエンツィ》序曲

2.歌劇《さまよえるオランダ人》序曲

3.歌劇《タンホイザー》序曲

4.歌劇《ローエングリン》第1幕への前奏曲

5.歌劇《ローエングリン》第3幕への前奏曲

6.楽劇《ニュルンベルクのマイスタージンガー》第3幕への前奏曲

7.楽劇《パルジファル前奏曲

わたくしの好み、と致しましては、『ニュルンベルクのマイスタージンガー』であれば、「第1幕への前奏曲」が収録されていてば、天下無双(意味不明)だったのですが、まあそれを言い出すと「ワルキューレの騎行」が聴きたいだの、「ジークフリートの葬送行進曲」はどうしただの、一枚物では収まらなくなるので、止めにしまして。

わたくしはハンス・ロスバウトの録音歴については、余り多くを知らないので偉そうな事は言えないのですが、ブルックナーマーラーについては実況録音が幾つか出ているにも関わらず、独逸音楽の王道とも云うべき、ベートーヴェンブラームスワーグナーと云った所は(合わせ物と称される、協奏曲を除くと)これが初めてではなかったか、と思います。そうした点からも、この一枚はちょっと見逃す事が出来ないですね。

音源は放送局の録音の様ですから、音の状態は(時代的な限界はあるでしょうが)まあ聞くに堪えない、という事もないでしょうしl。それにしても、以前はロスバウトの録音は、そう色々な物が紹介されていた様な記憶がないのですが、最近の断続的な新録音の発売はどうした事か。没後50年を経過したので、

著作権切れ、という要素はあるものの、ロスバウトが没したのは1962年ですから、著作権切れは5年ほど前。何故今になって、という気がしないでもありませんが、今後ベートーヴェンブラームスの録音も出てこないかな、と少々期待して仕舞う所であります。